2025年11月7日 新潟県三条市の県央工業高等学校にて、DXをテーマとした特別講座を実施しました。
本講座は、県央工業高校様のご依頼で情報電子科生産プログラミングコースの2年生・20名を対象に、IT業界の理解を深めるとともに、プログラミングを通じて「考える力」を育むことを目的として開催しました。
講座内容
講座は以下の3部構成で実施しました。
1.IT業界の動向(多様化する仕事・業界が担う役割)
2.実習(Scratchによるプログラミング体験)
3.キャリア教育(IT業界で求められる人物像)
実習のプログラミング体験では、近年注目されるセキュリティ分野をテーマに、入力したパスワードが総当たり攻撃された場合に、どの程度の時間で解析されるかをシミュレーションする「パスワード解析プログラム」の作成に取り組みました。
生徒の反応
普段からC言語を学んでいる学生だけあって操作や理解も非常にスムーズでした。Scratchのサンプルプログラムを基に、「どうすれば解析を早くできるか」「解析されにくいパスワードにするにはどうしたらよいか」といった観点から自ら改良を試みるなど、主体的にプログラムを探究する姿が見られました。また、テキストプログラミング(C言語)とビジュアルプログラミング(Scratch)の違いについても議論が生まれ、「ビジュアル言語は直感的に理解しやすい」「C言語ならより複雑な処理が可能」といった意見が交わされるなど、言語の特徴を比較しながら学びを深める様子が印象的でした。
今後に向けて
当社では、プログラミング教室「p.g.camp」にて主に小学生向けに教育事業を実施してきましたが、今回の高校生向け講座を通じて、年齢層によって着目するポイントや学びの深さが変化することを改めて実感しました。今後も地域の子どもたちが自ら考え、未来を切り拓く力を育むためのプログラミング教育を推進してまいります。
関連リンク
・当社運営プログラミング教室「p.g.camp」 |
https://p-g-camp.com